> 遺伝ほか繁殖上の注意


●異種間の交配(絶対だめです!!)

●キャンベル(パイド)同士
パイドは遺伝学的には小眼球症と呼ばれるもので、劣性致死遺伝をします。
パイド同士の個体を交配すると流産したり、もし生まれても1/4の確率で生存に適さないホモ接合の個体を出現させてしまうようです。
ホモ接合の個体は骨格が異常で門歯や眼球が欠ける等の重い障害を持つので、その多くは満足な成長が出来ず死亡してしまうそうです。

●ジャンガリアン(パールホワイト)同士
健康面での問題は無いもののホモ接合の個体が存在し、交尾に成功しても妊娠しない
ことが多く見られるため、繰り返し何度も交配させてしまう恐れがあります。
妊娠しても、生まれる前に胎内で死亡(母体に吸収)する確立が高いようです。

●ジャンガリアン(プディング)同士
プディングは肥満や糖尿病関係の因子を持ち合わせていて、さらに劣性致死遺伝であると考えられるので、プディング同士の交配は避けた方が良いとされています。

●ゴールデン(サテン)同士
ゴールデンハムスターのサテンは半優性遺伝で、サテン遺伝子をひとつ持つ場合は問題がないのですが、ダブルサテンになった場合は被毛が少ない(時として極端に少ない)個体となる場合があるようです。

●ゴールデン(ライトグレー)同士
●ゴールデン(ドミノ)同士
●ゴールデン(ダルメシアン)同士
は、1/4の確率でホモ接合が生じ、出生前に母胎内で死亡します。

●三毛オスや二毛オス
三毛猫のオスと同じで繁殖能力がないと言われています。

※危険な交配はこの限りではありません。繁殖をする以上、母体にも仔ハムたちにも危険のないよう、事前にきちんと調べることを心がけてくださいね。


◆遺伝を学べるサイト様(このページの参考サイト様です)

BreedingGuide〜繁殖之道

私はブリーダーでもなければ今後ブリーダーになるつもりもありませんが、遺伝を学ぶためや他諸々の事情・情報を学ぶために、上記リンクの『Breeding Guide〜繁殖之道』様を参考にさせていただいています。

上記サイト様はしっかりとしたポリシーをもって臨んでおられますが、現状を見る限り、私としてはブリーダーや大量生産を行っている業者に対する偏見がどうしても拭えません・・

これはあくまで私個人の見解であり、私の知識の浅さ、視野の狭さからきているものなのかもしれませんし、決して賛同を募ってるわけではありません。
Breeding Guide〜繁殖之道様を拝見し、心ないブリーダーや業者はごく一部でしかないのかもしれないと安心をいただいたと同時に、自分の認識が甘かったことを実感したのですが、私たち飼育者の認識、知識と責任感の必要性も今まで以上に強く感じました。

Breeding Guide〜繁殖之道様もサイト主旨のページに書いておられますが、サイト内には、一般飼育者側の私から見て『む!』と感じる内容もありました。
最初の数ページで気分を害する人もいらっしゃるかもしれませんが、ポリシーをもって飼育にあたってる飼い主同様、ポリシーをもって繁殖にあたってるブリーダーさんの見解なのだなと、私はむしろ勉強させていただいたと感謝しています。
解り易く言うと、私たち飼育者側はブリーダーや業者に対し快く思ってない人が多い。
粗末に扱われてる環境、不必要な実験、商品としか思ってないような対応、輸送のしかたなどが理由としてあるからです。
ですが責任をもって繁殖にあたってるブリーダーさんの目にうつる私たちは、知識不足のままで繁殖を行ったり、飼育者としての責任感の甘さが目立ったり、自 身を省みず周りに責任転嫁したりなど、ハムスターを『家族』と呼ぶわりには未熟な飼育者が多く残念に思う・・といった感想なのだと感じました。

もっともだと思います。遺伝学を専門に学び、責任をもって繁殖を行ってる人達に比べ
私たちの知識、繁殖は自己満足の域であり、気付かないところで危険を犯してしまってるのかもしれません。
よりよい飼育、より確かな情報は、飼育者他動物に関わる人たちの様々な責任感のうえに成り立つものですし、一部の心ないブリーダーや業者、ペットショップを個人がいくら否定したところで、ペットショップに並ぶハムスターや動物たちの現状は何も変わらない。
正しい認識と知識、責任感のある飼育者が増えることが重要なのではと考えます。

『ブリーダー』という言葉を聞くだけで拒否してしまう人もおられるかと思いますが、個人の見解内容を除いても、参考になる情報を提供してくださってるサイト様だと感じたので紹介させていただいています。
同じ内容を読んでも受け取り方は人それぞれ、何を良しとし、何を悪とするかも人それぞれですが、人づての情報だけで判断するのは危険ですし、どのサイト様が自分に気付かせてくれるかわからないので、読まずに拒否は勿体無い気がします。
なにより『知る』ことが大切だと思いますし、繁殖を考えてる飼い主さんにはぜひ読んでいただきたい内容でもあります。
何事も自分の目で確かめ、感じ、判断していただければと思います。


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