> されど個人サイト


公開されてる内容が一般的?

いいえ違います。サイトを運営してる人のほとんどは自己流の飼い方です。
もちろん、基本の飼育法プラス経験にのっとったものです。
でもそういう情報を公開してることが普通になってしまうと、一般的な飼い方なのか
と勘違いする人も必ずいらっしゃいます。

たとえば私が『ケーキをあげたら嬉しそうに食べてくれました』
という日記を書いたとします。
するとその日記を読んだ人には4つの受け取り方があって

1、ケーキなんかあげちゃダメでしょ、無責任な飼い主ね!
2、正しい飼育法は把握してるみたいだし与える量も考えてるんだろう
3、うーん。ケーキって食べさせてもよかったっけ・・ちょっと調べてみよう
4、へぇ〜、ハムスターってケーキ食べるんだぁ。私もやってみよ

ほとんどの人は1〜3のように受け取ってくださると思います。
でも飼育経験の浅い人や初めての人、まだ飼ったことのない人は4のように勘違い
して受け取る場合が多いんです。
自分のハムスターにも試してみたい思いが強くなり『危険』の二文字など想像され
ませんし、無理強いしてしまうことにもなりかねません。

閲覧する側の人もサイトを公開してる側の人も、すべての人が正しい飼育法を認識
されてるわけではないということを把握しておいていただきたいのです。
したがって『?』がつくような内容を公開する場合には、できるだけ補足などで
注意書きを記しておくことをおすすめします。

明らかに間違ってる情報を公開してる場合は論外です。
厳しい言い方になりますが、そのような場合はオフ日記にするか検索避けを施す
などの方法を取っていただきたいです。
個人サイトなんだからそこまで言われる筋合いはない、と言われればそれまでなん
ですが、影響力は自分が思ってる以上に大きいです。
たかが個人サイト、されど個人サイトなのだということを肝に銘じてください。

検索避けの方法

また、パスワード制限をすることで、外部からの訪問を避けることもできます。


そんなにギスギスしてたらサイトやっててもつまんない

それは考え方ひとつなのではと私は思います。
正しい飼育法を伝え広めたい人達も、愛ハムの可愛い姿を見てほしいと公開してる
人達も、皆ハムスターを愛してらっしゃる。
ということはです。
ハムスターの不幸を願ってる方などいらっしゃらないということなんです。
それなのに、自分のサイトを参考にした人が愛ハムに大怪我させてしまったなどと
いう事実が起きたらたらどう思いますか?悲しいですよね。
たとえ飼育法を伝えてるサイトじゃなくても、誰かに参考にされた時点でそれは
立派な飼育サイトになってしまうんです。サイトの影響力は侮れません。


私が感じる不安

ハムスターサイトを運営するうえでよく不安にかられることがあります。
私の思いとしては、飼育本を買って熟読したうえでWebを閲覧してほしいところ
ですが、たとえば『飼育本は買わないけどWeb上で情報を探そうとする人』なら
Web上に存在する情報の中から間違いに気付くこともできるのでまだ良いです。
感じた疑問や不安の答えを求めようとする姿勢は、ハムスター飼育において
少なからずプラスに働いている証拠だと思うのですが、問題は


そのようなことをしようとも思わない人

なんです。私の不安はここにあります。
おかしいと思えるようなことがあっても調べようとせずに、自分の知識内で勝手に
解決してしまう人、おかしな点に気付いても億劫がって放置する人、ハムスターを
おもちゃ化させてる人、などはWebですら見ようとしません。
なので私たちがWeb上でどれだけ訴えても届かないんですよね。
それを考えたとき、私のやってることは果たして意味があるんだろうかと
思うことがあります。
個人の力より大きな影響力をもつペットショップの改善や人間自体のモラルが改善
されないことには、法が少々厳しくなったところでどうにもならない問題なのかも
しれないと感じています。

だからといって、仕方ないと諦めることはできません。
私たちの願いはただひとつです。
自分に何ができるのかを考えると、ほんとはなにひとつできてないのかもしれない
けど、それでも穏やかな未来がくることを信じ、現実を変えるために、できること
をひとつずつ地道にやっていくしかないんだと思いました。
飼育本に載ってなくて、獣医師にもわからないことかもしれない飼育者の視点は
飼育者である者にしか綴れない。
ハムスターを愛する人達の思いは、少しずつでも確実に広がってるのではないか
と感じます。

私がハムスターの声になりたい!
でも、まだまだ未熟者のようです。

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